治療用の麻酔

加齢や歯周病などによって自分の歯を失った人への治療方法としてインプラントがあります。歯を支える土台となる器具を顎の骨に埋め込んで、そこに人工の歯を取り付ける治療法です。外科手術を伴いますので、他の歯科治療に比べて患者さんの体への負担は大きくなりますし、保険適用外の治療ですので自己負担も大きくなります。高血圧や心臓病など循環器系の疾患がある患者さんには、あまり適さない治療法ですし、糖尿病、腎臓や肝臓の機能障害がある人も注意が必要です。骨が弱っている人、歯周病患者や喫煙している人も、治療後のインプラントがすぐダメになりやすいリスクが有ります。それでもインプラント治療が積極的に行われているのは、それ以上のメリットがあるからです。

歯を失った患者さんへの従来の治療法としては、義歯を使った部分入れ歯と、周りの歯と一緒に銀歯などをかぶせるブリッジと呼ばれる治療があります。治療費が安く、治療期間も短くなるメリットが有りますが、健康な歯をわざと削る必要が有ることが欠点です。それに比べてインプラントは周りの歯を傷つけることがありません。治療したその日から今まであった自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。しっかりと噛めることによって、体の他の部分にも良い影響を与えることができます。インプラントは難しい治療で、全ての歯医者さんで行えるわけではありませんし、治療費が高額なこともあって、これから普及していく新しい治療方法です。